刃物などによる殺傷事件が起きるたびに思うことがある。
「なぜヒトの体はこれほどまでにデリケートなのか?」
ヒトには自身を守る毛がない。
岩場で転倒すれば簡単に出血してしまう。
毛が生えていればある程度の衝撃からは身を守れるだろう。
ヒトには自身を守る甲羅がない。
刃物は簡単に貫通し、致命傷を負ってしまう。
よくよく周りを見渡してみれば、例えば身近にいる鳥や昆虫、猫や犬を見ていても、
やはり人間のように毛もなければ甲殻もない動物はいない。
ペットの餌用のピンクマウスや人間が改良した動物でしか思い浮かばない。
鳥には羽毛があるし猫には毛が生えている、昆虫は甲殻が体を守る。
しかも急所のひとつである頸動脈はほとんど外にむき出しの状態。
襲われたときに戦うための爪もなければ鋭い牙も生えていない。
足が特別速いというわけでもなければ、潜水に特化しているというわけでもない。
実に不思議だ、どうしてこんなにも脆弱な生き物が、自身を地球の主であると奢りたかぶれるまで、ここまで繁栄することができたのか。
脆弱な体を補うために知能を発達させてという論もあろうが、知能と戦闘能力を同時に発達させることは出来なかったのか?
我々のご先祖様がそのような毛むくじゃらのご先祖様を忌み嫌ったのか。要因はいくらでもあげられるような気がする。
実に不思議。最近ふと思ったので
森 長可(もり ながよし)は、戦国時代から安土桃山時代にかけての武将・大名。
本姓は源氏。家系は清和源氏の一家系、河内源氏の棟梁、八幡太郎源義家の六男・源義隆を祖とする森氏。
父は森可成。兄に森可隆、弟に森成利ら。受領名は武蔵守。
「人間無骨」の銘が彫られた二代目和泉守兼定(之定)作の大身の十文字槍を愛用していた。
これは、この槍の前では「人間の骨など無いも同然」という鋭い突き味を持っていた事から名付けられたとされ、事実、長可は初陣でこの槍を振るい、二十七にも及ぶ首級を挙げたという。
森長可 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E9%95%B7%E5%8F%AF
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