趣味悠遊自適生活DAY2
2012年7月19日木曜日
2012年7月4日水曜日
うはwwwwwwwwwwwwwwwww死ぬ
214 :名無しになるもんっ♪ [↓] :2012/06/30(土) 10:27:09 ID:???
せれのんがくるううううううううううう
216 :名無しになるもんっ♪ [↓] :2012/06/30(土) 10:27:10 ID:???
漫才師だ
217 :名無しになるもんっ♪ [↓] :2012/06/30(土) 10:27:10 ID:???
せれのんまだ生きてたのか
219 :名無しになるもんっ♪ [↓] :2012/06/30(土) 10:27:11 ID:???
せれのん出るのか
220 :名無しになるもんっ♪ [↓] :2012/06/30(土) 10:27:11 ID:???
せれのんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
222 :名無しになるもんっ♪ [↓] :2012/06/30(土) 10:27:17 ID:???
せれのんいたのか
223 :名無し時々コテ♪ [↓] :2012/06/30(土) 10:27:18 ID:???
セレノン生きていたのか
225 :名無しになるもんっ♪ [↓] :2012/06/30(土) 10:27:21 ID:???
せれのんとは何だったのか
227 :名無しになるもんっ♪ [↓] :2012/06/30(土) 10:27:23 ID:???
せれのんに出番が
228 :LISP一筋 ◆TF2010TFvo [↓] :2012/06/30(土) 10:27:24 ID:???
せれのんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
229 :名無しになるもんっ♪ [↓] :2012/06/30(土) 10:27:30 ID:???
せれのんはプロのお笑い芸人になれたのか?
231 :名無しになるもんっ♪ [↓] :2012/06/30(土) 10:27:43 ID:???
せれのんはお笑い部門に転向とかじゃなかったのか
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
かのんちゃんキタ━━━(゚∀゚)━━━!!(倒置法)
2期作画でもかのんちゃん可愛すぎ!
やばいツボ過ぎて椅子から転げ落ちそうになった。服可愛すぎだろJK
233 :名無しになるもんっ♪ [↓] :2012/06/30(土) 10:27:48 ID:???
中の人はいつ出てるからいつでも出せるわな
まあな・・・
なんというか全体的にとんがってるよな2期の作画
2012年6月20日水曜日
ある日の風景 2010/08/02
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=14885
むせ返るような照り返しと、湿気。そんな暑い夏のある日。私は夫と息子と共に、とあるショッピングモールへ向かった。ショッピングモールは、乱暴なほどの冷気と大勢の人の熱気が渦巻いている。私はワガママ息子のおもちゃ売り場の前での駄々ごねに困り果てていた。そんな時に夫はトイレから戻ってくる。夫は私を一瞥するなり、駄々をこねている私の可愛い怪獣の前にプラスティック製のカエルのおもちゃを差し出す。すかさずその場で腹話術が始まるのだ。するとあれだけ駄々をこねていたのがとたんにおとなしくなって、うっすら笑ってすらいる。 「お母さん寒そうだから何か温かいものでも飲みに行こうか?ジュース飲み放題だぞ~!」 夫は本当に子供扱いが上手で、ちょっと嫉妬してしまうくらい。それでいて私のこともちゃんと気にかけていてくれる。本当にこんないい人に巡り合えたなんて、私は本当に、本当に幸せものだ。 1Fに降りる途中。エスカレータで夫と子供が、まだ腹話術をつつけている中で、私の目に懐かしい風景が飛び込んできた。ショッピングモールの大広場中央の特設ステージ。私の大事な仲間と、そしてプロデューサーさんとの思い出の場所。といっても、もう数十年前の事だ。外装には当然、面影なんて無いし、どうせ私たちが床に油性マジックで書いた落書きも消えているに違いない。 そういろいろと考えているうちに夫と子どもを見失ってしまった。 「お~い」 夫が手を振る、息子も調子にのってマネをする。それがちょっと可笑しくて私はクスッと笑ってしまう。私が愛する夫と怪獣の元へ向かおうと歩を進めた時、ちょうどカフェテリアのレジから猫背の男性が一人、帽子を深めにかぶって早足で出てきた。ちょうど私の視線ぐらいに見覚えのある顔が通り過ぎた。 「・・・」 もしかして・・・けど、もし人違いだったら・・・けど、そう思う前に私の体が動いていた。 「すみません、人違いだったら申し訳ないのですけど・・・もしかして・プロデューサーさんじゃありませんか。」 男性は足を止めた。数秒間の躊躇の後再び歩みを再開する。私はとっさに男性の前に割り込んだ。体が先に動くのだ。 「やっぱり・・・プロデューサーさんじゃないですか・・・」 男性は深く溜息をつく。そして、ゆっくりと帽子をとった。 嗚呼、やはりそこにはプロデューサーさんがいた。少しやつれて、帽子をとったばかりだから髪が少々荒れているが、やはりプロデューサーさんがいた。私の頭にあの頃の出来事が走馬灯のように思い出された。初めてのステージで緊張した私をΠタッチで茶化してくれたこと、千早ちゃんとケンカしたとき、私が一方的に言い負かされている間に入って仲裁してくれたこと、そして、仲間たちとの合同ライブが成功した時のプロデューサーさんの顔・・・そして、最後のライブのあと私の初恋が終わったこと。しばらく立ち直れなかった。あんなにいつも優しくしてくれたプロデューサーさんが・・・いや、でも、なんてずっと私の初恋はグズグズとくすぶり続けた。そんな、くすぶった状態を消し去ってくれたのが今の夫との出会いのはずだった。しかし、完全には消えてなかったのかもしない。 「・・・春香」 男性が口を開いた。私はハッとしてプロデューサーさんを見る。 「・・・・・・綺麗になったなあ。」 「プロデューサーさん・・・」 「すまない、気づいてはいたんだが家族団らんの楽しい時間にこんなむさ苦しい男がしゃしゃり出てくるのもねえと思ってね・・・すまない」 「すまないって・・・なんでっ・・」 もしかしたら私は泣いていたのかもしれない。自分の中には伝えたいことがたくさんある。あの日のあとのこと、ずっとくすぶった感情を引きずっていること。けど、それが声になって出ないのだ。言葉よりも先に感情が口から目から。私の中に込み上げてくるものが私の口に手を添えてしまう。 「お前も、もう一児の母かあ。・・・信じられないな・・それに比べて、こっちはもうダメかもしれん。」 「え」 「お前と愛の後に続くアイドルをプロデュースできないでいる。もう、プロデューサーやってるような年でも無いしな。今度のプロデュースが最後になるかもしれん。」 「・・そうなんですか・・」 男性は大きく息を吸い込む。 「・・・なあ春香。もしかしたら俺はずっとお前の幻影をプロデュースしていただけなのかもしれないんだぜ。お前の担当を外れた後も、別のアイドルをプロデュースするときも、いつもお前の影がちらついた。あの時の俺の判断は正しかったと思うが。俺の中での永遠のアイドルはお前だけだ。」 こんどこそ私の目から涙がこぼれた。声には出さない。けれども止めることのできない涙だ。 プロデューサーさんは私の手にハンカチを握らせると、夫に会釈をした。夫も会釈で返した。そして、もう一度帽子を深くかぶり、こんどこそどこかに行ってしまった。 私の初恋は完全に終わった。けれども、私は少し救われた気がした。
=現行の千早スレ750のアイデアをSSにしてみました!アク禁巻き添えで書き込めぬTT
ある日の風景 2010/08/05
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18476
暑い日が続く。
最近、春香とやよいとの新しいユニットを組んだのはいいのだが、いまいちパッとしない。先週のオーディションも落ちたし、しばらくは狙えそうなオーディションもなし。延々と小鳥さんから押し付けられた書類の山を処理する日々。
しかも、クールビズやらなんやらで冷房の温度も高めに設定されている。キーボードを叩く腕に汗がしたたる。
そんな、劣悪な労働条件のなか、俺は書類を片付けながら色々思考を回していた。
「なぜ、うまくいかないのか。」
二人の中がそれほど悪いというわけでもない。かと言って慣れ合いが生じているわけでもない・・・と思う。お互いに足を引っ張り合っているような様子も見受けられない。
考えてもわからないだけだ。ただ単純に今の流行にあっていないだけなのかもしれないし、そもそも人気を出すための論理なんて完成しているはずもない。
まあ、いつもこのへんで思考はぐるぐると廻ってしまう。一歩も進まないのだ。俺はPCのそばに置いてあるカップ入りのアイスコーヒを一気飲みする。冷たさを咽頭で感じ、何か体に棒のような物がたったかのように気持ちはシャンとした。しかし、最高に醒めた脳みそでも答えは出てこない。
ふと小鳥さんの机を見る。小鳥さんは淡々と書類の山をこなしている。キーボードの舞台で踊るような指、タイピング速度が一秒間に8文字をラクラクに超える小鳥さんだ、タイピング速度一秒間に4文字が精一杯の俺との仕事の速さとでは雲泥の差がある。本当に優秀な事務員さんだ。
「春香ちゃんとやよいちゃんのことですか?」
ふと、小鳥さんが口走る。こっちが見ていることに気づいたのだろう。
「小鳥さん?」
「あ、いえ。なんかさっきから仕事しながら別のこと考えてるようだったから。もしかしたらって・・・」
小鳥さんはどうやら一段落ついたようだ、書類の山の一部をバインダに閉じていく。バインダを棚に戻すと、机に戻り同じくPCのそばに置いてあった蓋付きの缶コーヒーを飲む。
「まあ、そうなんですよ。特に原因みたいなものも考えつかないし、なんでかなあって。」
「そうですね、二人に原因があるとは私も思いませんよ。」
「『とは』・・・ですか?もしかしたら何かわかったんですか?」
「もしかしたらっていう程度のこと何ですけど・・・」
「是非!なんでもいいので是非教えてください。」
小鳥さんはちょっと驚いた様子だった。まさか俺にこんなに食いつかれるとは思わなかったのだろう。しかし、今のところ社長からは何も言われていないが、このまま人気低迷が続けば春香やよい自身にも何らかの影響は避けられない。特に二人は私がプロデュースしたアイドルだ。春香は特に新人の俺がプロデュースした。何としても彼女たちのユニットを成功させたい。だからとにかくガムシャラにプロデュースした。土下座した回数なんて覚えていない。しかし、その都度その都度、どうしたらもっと二人のユニットを成功させることができるのか。この答えが見えないでいたのだ。
「プロデューサーさん、一回深呼吸してください。」
小鳥さんがその顔に優しい笑顔を浮かべてそういった。スーーーーハアアアアアア。
「プロデューサーさんは、最近張り詰めすぎですよ。なんかイノシシみたいに一生懸命走るんですけど周りが見えてないんです。ちょっと、一旦リラックスして考えを柔軟にしてみたらどうですか。」
確かにそのとおりである。俺はどうやら二人を絶対に成功させてやろうと少し焦っていたのかもしれない。
「確かに・・・少し焦りすぎていました。すいません。で、小鳥さんは何に気づいたのですか?」
「ほら。もう焦ってる。」
「あ、すいません。」
「別にいいですよ(クスッ)。・・・あのね、プロデューサーさんはもし社長が何らかの理由で居なくなっちゃったらどうしますか?」
��その夕方、俺はアイドル候補生たちを夕方の川原の散歩に連れていった。
「やよいちゃん、これってセリっていう草じゃない?セリってとっても美味しいよね!」
「うぅ。これはドクゼリですよ。素人が下手に野草に手を出すと本当に死んじゃいますよ。」
「ははは・・・はぁ~。流石やよいちゃんにはかなわないよぅ。」
二人は相変わらず仲がいい。しかし、野草に関しては百戦錬磨のやよいに軍配が上がったようだ。
夕方の川原は実にいい。川原を走るように流れてくる涼しい風。開放感ッ!
「どうだ?夕方の川原もなかなかいいもんだろ、千早。」
俺は二人を眺めている千早に話しかけた。
「なんですかプロデューサー。何かここでレッスンでもするのですか?」
ははは、千早は相変わらずである。
「い~や!今回は重大な発表があってここに呼んだんだ。レッスンはなしだ、すまないな。」
千早が少し不満そうな顔をして、何か口にしようとした時に、俺は川原で相変わらずはしゃいでいる二人に呼びかけた。
「お~い、春香、やよい、それと千早。今日は重要な発表があってここに呼び出した。今日から千早を新メンバーとしてユニットを組む!」
「ほぇ!?」
「え!?」
「プロデューサー?」
三人とも豆鉄砲でも食らったかのうような顔をしている。こんなことは想定済みだ。
「いいか、今日から千早はお前らのメンバーだ。千早、よろしくな。」
「ちょっと待ってください!プロデューサー、そんなこと急に言われても困ります!」
「いいか、千早これはお前にとってもいいことなんだ。お前は最近アイドルランクも伸び悩んでいるし、この状況を打破するのにいい機会だ。春香、やよい、お前たちのユニットにはリーダがいなかったんだ。だから決して表には出ないのだが、バラバラな統一感の無さがユニットの方向性を決めるのを邪魔していたんだ。千早、お前にはこのユニットのリーダを任せたいと思う。その卓越した歌唱力とリーダシップでこのユニットを牽引していって欲しい。きっと人間的にも成長できるとおもう。春香、やよい、おまえたちの元気でこのユニットを引っ張っていくんだ。」
「千早」
「は・・・はい。」
「春香」
「はい!」
「やよい」
「はい!」
「ともにトップアイドル目指して戦ってくれるな!?」
「はい!×3」
これが転機だった。
続くかもですぅ
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あとがき
私のアイマスワールドって基本的に春香、やよい、千早で回ってるんですけどなんでだろ?w
ある日の風景 2010/08/06
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20375
転機、好機。そういうものは待っているだけでは決して向こうから近づいてくることはない。
自分から動き出さなければ自分の手ではなく、他人の手にわたってしまう。世の中に出回っている好機は数あれど、それを連続して手に入れ、いわゆる幸運と呼ばれるものを手に入れるには、やはりそれなりの労力というものが必要なのだ。
川原で新ユニットの結成宣言をした後。しかし、俺はどこかでこれでなんとかなるという甘い考えを持っていたのかもしれない。しかし、現実はそこまで甘いものではない。
まず、仕事が来ないのである。まあ、アイドルといえど芸能人とは仕事をしていないときは、そこら辺をほっつき歩いているプー太郎と何ら変わりがない。そして、そのアイドルたちをプロデュースして、仕事を探してくるのが俺の役割なのだ。社長は特に何も言わないが、最近なかなかこれというアイドルが事務所からでなくて、経営が苦しいというのは平の俺でも十分に感じられる。とにかく時間がなかった。アイドル候補生たちの彼女たちには悪いのではあるが、こういった下積みというのも後の芸能活動の肥やしになることだろう、今はただ耐えて欲しい。そう思っていた矢先の出来事であった。
暑い、とにかく暑い。アスファルトからの照り返し。道の向こうが揺らいで見える。俺とアイドル候補生たちは次の小ステージのデパートへの挨拶に出かけていた。事務所から電車をなんども乗り換え、最後は徒歩である。タクシーなんぞ乗れるような身分ではないのである。俺達が道を歩いて行くと、小さな喫茶店が目に見えた。喫茶店の花壇に生えているハイビスカスの花も暑さにやられてうなだれていた。すると、喫茶店からどうやら主人と見られる男が出てきて、道に水を撒き始めた。打ち水である。俺はその男に「今日は暑いですなあ。」と話しかけられた。「いや~本当に暑いですね。」俺は適当に返答する。暑さで参っているのだ。
「お仕事は何されてるんですか?」
「ああ、私こういうものでして、この娘たちのプロデュースをしております。よろしくお願いします。」
こういう場でも立派な営業の場になる。俺はその男に名刺を渡した。今の彼女たちのアイドルランクを鑑みるに、なりふり構ってられないのである。
「ああ、プロデューサーさんなのね。てっきり女の子3人も連れてるんだから、親子でもなさそうだし、なんなのかなあって思ちゃった。ごめんね。今度CDでももっておいでよ、お店に置いてあげるよ。」
「本当ですか!?ありがとうございます。」
今日はなかなかついてるようだ、変な疑いをかけられたとはいえ、こんな経緯でCDを置いて貰える店をGETできたのはラッキーだ。確かに、休日とはいえ、俺ぐらいの年の人間が、中学高校ぐらいの女の子3人を連れてるなんて周りから見たら少し不審であることは否定出来ない。よく今まで職質にでもあわないものだ。
そんなこんなで、俺達はデパートについた。春香たちは相当参っている様子だった。仕方ないので俺は近くの自動販売機で自分の財布の中からお金を出し、適当な清涼飲料水を買ってやった。まあ、経費にはできないだろう。
飲み物を飲んで生き返ったと言わんばかりの幸せそうな春香たちの顔を見るのは本当に幸せな時間だ。心が暖かくなってくる。こんな物なら450円は決して高くない!俺はそう自分に言い聞かせた。
元気を取り戻した春香たちが談笑しながら約束の時間を待っている間、俺は正直少し不安だった。ここの社長さんには前にこの仕事の約束を取り付けたときいに会っているのだが、どうも難しい感じの人間だった。難しいというよりも端的に言えば「嫌な」人間だった。今まで、営業をしていてまあ、色々な人間にはあってはいるが、あそこまで露骨に人間の嫌味を出せる人間はいないのかなと。まさか、彼女たちに直接あんな態度を取るとは、大人の常識的にありえないが、もしそうなったときに彼女たちが傷ついて立ち直れなくなったり、いや、そこまで行かなくても、とりあえず、傷つかないためにも先に事実を知らせておいたほうがショックは少ないだろうという結論に達した。
「なあ、春香、やよい、千早聞いてくれ。今日の挨拶先の人なんだが、ちょっと、普通じゃないというか、なんというかもしかしたらお前たちを傷つけようと何か言ってくるかもしれないが耐えてくれるか?」
楽しそうに談笑しているところに、こんな暗い話題を言い出すのは、私の良心がシクシクと痛んだのであるが、仕方あるまい。千早が一番に口を開いた。
「プロデューサー、私たちを見損なわないでください。仮にも芸能人なんですから、この業界を必要以上に蔑む人もいることを知ってますし、平気ですよ。」
そうなのだ、俺も千早は耐えれるような気がするのだ。問題は春香とやよいなのだ。
「うぅ、怖いのは嫌ですけど、けどお仕事のためなら仕方ないかなぁって。」
「私も。大丈夫ですよプロデューサーさん!」
まあ、一応大丈夫そうだが・・・本当に大丈夫なのだろうか?というよりも、さすがにあの社長でも、こんな子供相手に酷いことは言わないだろう。そう思っていた。
時間だ。俺達は社長室の前に通された。秘書のような女性がインターフォンに話しかける。そうして、俺達は社長室に通された。
「あら、まあ。お久しぶりね。Pさん。」
黒の革の椅子にドンと居座るのは。紫色の羽織物をして、指にバカでかい宝石の指輪をしている女社長である。
「この度は、私たちの事務所のアイドルたちを採用いただき誠にありがとうございます。」
俺と春香たちは一緒に頭を下げた。
「フンッ。まあいいわ。・・・あら~この娘が今回のアイドルさんたちね・・・」
「は、はい。」
「華がないわね~なんか華がないわ!特にこのリボンかけた娘なんて、田舎臭いわ~。」
しまった。よりによって春香への攻撃である。それにしてもこの女、いったい何だって言うんだ。いくらなんでも、もうここまでいくと、ただの罵詈雑言の類である。経営者であろう人間が発するべき言葉ではなかろう。いや、発することはあったとしても直接言っていいことと悪ことがあろう、普通は思っても口には出さないものだ。
俺は正直我慢の限界に近づいていたのかもしれない。喧嘩はしてはならない。しかし、プロデューサーとして彼女たちが傷つくのを黙ってみるわけにもいかないのだ。
「あの、すいません。そういうことはここでは・・・」
「まあ、ごめんなさい。そうだわね~こんなに可愛らしい娘たちなのにね。ごめんなさいね、思ってたこと口走ちゃって。」
俺は拳を握りしめた。煮えたぎる思いは爆発寸前であった。俺への罵詈雑言はいくらでも耐えることが出来る。正直これが容易に想像できたから、挨拶は俺ひとりで行くつもりだった。しかし、社長きっての要望で、彼女たちもつれていくことになったのである。許せねえ。これはいくら営業先の人間のすることでも許せねえ。俺の理性が感情をおさえきれなくなりかけたとき、後ろから小さな声が聞こえた。
「プロデューサー。」
千早の声だった。ふと後ろを見ると三人は社長は見ずに、じっと下を見て耐えている。じいっと耐えているのである。そうである、彼女たちは耐えているのである。理不尽な罵詈雑言を延々と受け続けながらも耐えているのである。ここで俺が耐えられないとはどういう事だ。俺は自分自身を恥ずかしいと思った。彼女たちが耐えているのに、自分は自分の怒りをおさえ切れないでいた。そうすると、怒りはスゥっと引いていった。冷静になった俺は、なぜこの女がそれまで罵詈雑言を彼女たちに投げかけるのかを考えていた。ふと下げていた頭を上げてみる。すると、社長の目には見たことのある物が浮かんでいることに気づく。そうか・・・これは嫉妬だ。
どんなに会社が成功したとしても、どれだけ社会的地位を得たとしても、自分自身が若返ることは二度と無い。いや、年を重ねるごとに人間と言う生き物は深みを増すはずで悪いことばかりではないのであるが、若さを美貌を女の唯一の価値としている女性たちにとっては、自分よりも美しく若い女性は、溶岩流のようにドロドロとした、ヘドロのように粘っこい嫉妬の対象になるのだ。
女は延々と話し続けた、俺達はただ頭を下げているだけだった。
「もういいわ。下がりなさい。」
数分後、ようやく女は言いたいことを全部吐き出したらしい。しかし、本当に彼女たちが耐えてくれてよかったと思った。しかし、次の瞬間、春香が顔に手を当てて階段を全速力でかけ登り始めた。
しまった。やはり相当きていたんだな。俺は春香を追った。
「春香!」
階段の一番上の扉を開けるとそこは屋上スペースであった。今は誰もいない。しかし、ここは近いうちに子どもたちが遊べるように遊具が置かれて、その屋上遊園地のオープン記念の仕事を請け負ったのであった。
「春香!」
屋上の角のフェンスに片手をかけて、春香は泣き崩れた。俺は急いで春香の元へ駆け寄り、春香を抱きしめる。
「春香!春香!春香!すまない。本当にすまない。本当にすまない。」
何を言っていいのかわからない。ただ、同じ言葉を繰り返すことしかできない。心から本当にすまないと思っている。けど、言葉が、幾千ともある言葉が頭の中を渦のように飛び回り、それが口から出ていかないのだ。
「プロデューサーさん!なんであたし、あんなこと言われないといけないんですか!こんなに暑いのに、こんなに遠いところまで来て!なんであんなこと・・・酷い、酷い。」
春香が俺の胸の中で泣きながら、大粒の涙をこぼす。春香の顔を見て、俺は本当に後悔した。こうなることは予想できたはず、じゃあ、なんで断らなかった?結局は彼女たちを売り出さないと自分の業績が悪くなるからだ。何が彼女たちを守るだよ。結局俺はあの守銭奴老婆と同じ、自分のことしか考えていないんだ、最低だ、最低だ。
「春香、すまな・・・」
「情けないわよ!春香!」
俺が春香に謝罪の言葉を述べようとすると、後ろから千早の腹式呼吸から発せられた芯のある大きな声が響いた。
「情けない!情けない!情けないわ!見なさいよ、あんたよりも小さなやよいちゃんだって泣いてないのよ。あんたそれでも高校生なの!」
「だって、千早ちゃん・・・」
「だってもへったくれもない!泣いたら負けよ!」
そう言うと千早とやよいは俺と春香の元へ歩いてくる。千早は春香の前へ優しく手を差し伸ばした。
「春香、悔しいのはわかるわ。私だって、やよいだっておんなじ気持ちよ。けどね、いやだからこそ、この悔しさをバネにして今成長しなきゃ駄目なのよ。」
千早の声は優しい。何かを包みこむような優しい声だ。
「うぅ、あんなひどいこと言われたの初めてですけど。世の中あんなひどい人は殆どいないかなぁって。」
「春香、涙を拭きなさい。立ち上がりなさい。見返してやるのよあんなヤツ。」
「春香さん。」
「千早ちゃん・・・やよい・・・」
春香はいつの間にか泣き止んでいた。手で強引に涙を拭き取り、千早の手を借りて立ち上がった。
「ありがとう、千早ちゃん、やよい。ごめんなさい。」
「謝ることなんて無いのよ春香。」
「そうです。私たちは仲間です。」
「ありがとう!千早ちゃん!やよい!」
俺はフェンスにもたれ掛かりながら、そんな三人の姿を眺めていた。嗚呼、ことは俺の期待している通りに進んでいる。もう、俺がいなくても、何かがあっても彼女たちだけで支え合って乗り越えていくことができる。俺はそんな彼女たちのサポートをしていくだけだ。
帰り道、日も傾き始めた夕方、俺達は帰路についた。例の喫茶店の前を通ると、これまた例の主人が声をかけてくる。「どうだったかい、仕事はうまく言ったかい。」と私は「はい。」と答えた。
ふと視線を花壇の方に向けてみる。昼間しおれかけていたハイビスカスがシャンとしている。その花びらには生命力が感じられた。どんな苦しい状況に置かれようとも、耐えて耐えてそして、美しく艶やかな花を咲かす。
その花の色は、春香の髪についているリボンと同じ
赤。
続くかも
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あとがき
今日は大学の授業でして、正直前日レポートで徹っちゃんしてましてほとんど寝てました。
授業中ぼうっと考えてたのがこの内容です。しかし、なかなかうまく書けないな~w
ある日の風景 2010/08/08
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=22381
今日は春香と、千早と一緒にやよいの晩ご飯になる野草の採集に付き合った。
今日も昼間はクラーが必須の蒸し暑い一日ではあったのだが、夕方の川原は心地いい体感温度である。昼間の間に、河川管理の職員が川原の草を刈ったらしく、当たりは草の青い匂いでいっぱい。何かとても懐かしい匂いを俺は深呼吸して肺の中に充満させた。そういや、ガキの頃はそこら中に悪ガキどもとつるんで秘密基地やら作って遊んだなあ。バッタ捕まえにわざわざ蚊に刺されに草むらにわけいったこともあったっけな。あん時の匂いだなぁ。そん時つるんでいた悪ガキの顔はもう覚えていないが、この草の匂いをかぐとどうしてもバッタやカマキリを思い出してしまう。で、そん時から俺は本当の意味ではあまり成長していないのかもしれない。成長というよりも人間の本質的なものはあまり変化していないように感じる。あの頃は秘密基地をどんどん拡大していって、将来的には国レベルまで大きくできると本当に信じていた。そんな突拍子も無い夢を考えつくのはガキの頃迄と思いきや、今は無名の女の子たちをトップアイドルに導くなんてのを仕事にしている。我ながら少し笑えてしまう。けど、ガキの頃と決定的に違うのは、あの頃の俺には別に世界征服が成功しなくても誰も悲しまなかった、しかし、今の俺の夢には三人の女の子の、大げさに言えば、将来がかかっている。あの頃の俺達の夢は、実現させるための手段が手元に無く、それこそ「夢」の文字がそのまま型にハマるようなものだった、しかし、今の俺は違う。成功するかはわからないものの、この娘たちをトップアイドルへ導くための手段はある程度心得ているつもりだ。もちろん定石だけではだめであろう。しかし、あの頃の俺には全くなかった「手段」が少なからず今の俺の手元には存在している。
俺は夕日に照らされて真っ赤になった自分の右手をじっと眺めた。握り締め、またひらく、再び握り締め、またひらく。こうしていると、なにか自分の手なのに、別の生き物のように見えてくるから面白い、いや、いきものというよりは精巧な機械といったところだろうか。俺はこの手で今まで何をしてきたのだろうか。虫を外の広々とした世界から、窮屈な虫かごへ放り込むという残酷な行為、そして、そのまま忘れていて夏休みの中盤に気づいてみてみれば、そこはバッタの死体の山だった。親に怒られ、泣きながらバッタを土に埋めたのもこの手だった。初恋の女の子に当てた恋文をしたためたのもこの手だ。頭に来て友人をおもいっきり殴ったのもこの手だ。
俺のこの手が、この手は、今まで周りの物にコンタクトを取る、いわゆる言葉や表情などとは独立したひとつの出力機関なのだ。
「プロデューサーさん!なんでひとりだけさぼってるのかなぁって。」
「プロデューサー!こっちはこんなに蚊に刺されながらもやってるっていうのに!」
「やよいちゃ~ん!ちはやちゃ~ん!ギシギシって食べれるんだよね?ほ~ら!たくさん採ってきたよってあわぁっ!」
どんがらがっしゃーん。
「春香、この時期のギシギシは花が咲いてるのが多いから芯がたってて食べられないんだぞ。」
「プロデューサー?」
「うぅ、今まで何してたんですかプロデューサー。働かざるもの食うべからずです!」
「あは。私ってほんとドジで役立たずで・・・もう穴を埋めて掘ってますぅ!!」
「おい、春香それ逆!」
てな感じで、俺は野草探しを始めた。俺にも多少の野草に関する知識はあるものの、正直いって野草は夏に楽しむものではないことぐらい知っていた。やよいは夏の硬い野草を食わないといけないところまで貧窮してるのか!
ふと、周りを見渡す。周りには俺と春香しかいない。春香は何を採ればいいのか悩んでいるらしい、それは俺も同じである。しかし、今そんなことはどうでもいい、千早は!やよいは!俺の脳裏に水難事故の新聞記事が浮かぶ。
「千早!やよい!」
「なんですか、プロデューサー。大きな声ださくても聞こえます。」
千早とやよいは川岸の方からゆっくり歩いてくる。やよいはやよいには少し大きそうなバケツを大切そうに抱えていた。
「やよい、何だそのバケツは。」
「うっうー!今日の晩ご飯です!」
見るとそこには大量のヤドカリがいた。ヤドカリの山の中にはペットボトルの中に数匹の魚もいた。
「高槻さんが昨日仕掛けておいた仕掛けの中の魚と、岩場にたくさんいるヤドカリ捕まえに行きましょうっていうから。」
「あ・・・あぁそうか、いや、無事ならいいんだ。すまんな。けどよ、やよい、じゃあ、野草は何のために採っているんだ?」
「ヨモギやキク科の植物の葉っぱなら何でもいいかなぁって、練って乾燥させて蚊取り線香にします。」
「えぇ!やよいちゃん、私てっきり食べるためにと思って、セリたくさん採ってきたんだけど・・・」
「うぅ、春香さん、それドクゼリも混じってますぅ。前にも教えたようなきがしますが、私の一家を食中毒にするつもりですか?」
「あぅ、ごめんなさいやよい。」
「謝ることはないです。春香さんはドジでおっちょこちょいだけど、優しいですぅ。」
「うう、ほめられてるのかけなされてるのかわからない・・・」
川原での食料探しが終わったあと、俺たち一行は高槻家にお邪魔することになった。
高槻家への家路の途中、川原にまだ刈られていない大きい背丈の草むらに遭遇した。
「やよいちゃん、もしかしてここ突っ切っちゃうの?」
「え?そうですけどなにか?」
「高槻さん、一応私たちはアイドルなのよ。草で顔でもきっちゃたら大変だわ。」
「ふふふ、大丈夫だ、俺が先頭で草をかきわける。だからお前らは俺についてこい。」
俺は勢い良く草むらに飛び込んだ。
そうだ。俺は草をかき分けながら思った。
そうだ、あのガキの頃の残酷な行為も、結果的に悲劇に終わった俺の初恋の一幕も、友人を傷つけてしまった原因も、全てこの手だ。そして、その手の所有者の中身は根本的には変わっちゃいねえ。
けれども、今の俺は芸能界という草むらかをかき分けかき分け彼女たちの歩ける道を作ってやる責任がある。皮膚を破く草から彼女たちを守ってやることができる。俺は、俺のこの手は、彼女たちを守ることができるのだ!
俺の目の前が急に開けた。
「うぅ、抜けたですぅ。」
「!!プロデューサー!大丈夫ですか、てから血が出てます。」
「ええ!プロデューサーさんが怪我してる怪我してる。ああ、え~、あ!プロデューサーさん!ヨモギですよヨモギ!」
「ありがとう春香。けどこのぐらいの傷なんて、すぐにふさがるさ。大丈夫だ。」
真っ赤に燃える夕日がまさに沈もうとしていた。
その夜は本当に楽しいものだった。父親と母親はとても優しそうな人だったし、私たちを歓迎してくれた。手製の味噌を使った味噌汁は、市販品の味噌が味気ないものに感じてしまうほどの衝撃的な味であった。自家製蚊取り線香の匂い、いつまでも続く、やよい家の兄弟のはしゃぎ声、春香たちの談笑。やよい家に静寂が訪れたのは10時過ぎのことであった。
俺は、醤油とマーガリンで炒められたヤドカリを肴にして、自販機で買ってきたビールを開けていた。
俺はふと自分の手を眺めてみる。いくつもの小さなカスリ傷が残っていた。それを見て、なぜか妙に誇らしい気分になった。
「フフッ、明日もまた頑張らないとなぁ。」
つづくかも
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あとがき
特に無い